【ロッテ】9回に悪夢の逆転サヨナラ負け… 益田直也の救援失敗&守乱で3連敗

ロッテの益田直也

ロッテは12日の日本ハム戦(エスコン)で2点のリードを守れず、6―5で痛恨のサヨナラ負けを喫した。

水野が放った打球が一、二塁間を抜けて右前へ転がると、ベンチで戦況を見守っていた益田直也投手は思わず目線を落とした。右腕が登板したのは5―3で迎えた9回からだった。先頭打者の郡司に甘く入ったシンカーを左前へ運ばれて出塁を許すと、続くマルティネスには中越えの適時三塁打を浴びて1点差。無死三塁となり、是が非でも踏ん張りたいところで味方守備に乱れが生じた。田宮が放ったゴロを二塁手の藤岡が捕球して一塁に送球したが、安田が捕球ミス…。

無死一、三塁とピンチが広がったところで益田は万波に四球を与え、全ての塁が埋まった。吉井監督もこれにはたまらず益田をあきらめざるを得ず、代打・加藤に対して鈴木をマウンドに送り込んだ。その鈴木は加藤を見逃し三振に仕留めて一死満塁としたものの、続く代打・伏見に左前へしぶとく運ばれて同点。なおも満塁の場面で水野に決勝打を許した。

結果的に守備にも足を引っ張られた益田は一死も奪えず、今季2敗目。4月30日のオリックス戦から3戦連続でセーブをマークしていたが、3連敗となったチームは苦手としている日本ハム戦に屈辱の7連敗となった。

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