【移籍】エムバペのレアル・マドリード加入発表はCL決勝後。契約期間は2029年6月まで5年間

アンチェロッティ監督も「今はまったく考えていないテーマ」。

フランス1部パリ・サンジェルマンを今シーズン限りで退団すると宣言したFWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)だが、フリートランスファーとなってスペイン1部レアル・マドリードに加入することが決定的となっている。その発表のタイミングだが、レアル・マドリードが臨むUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝のあとになるという。

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督はこのほど記者会見で、エムバペがビデオでパリSGを退団することを発表したことについて質問を受けた。イタリア人指揮官は「今はまったく考えていないテーマです。私たちは6月1日まで何に集中すべきか、誰もが明らかに分かっています」と、CL決勝に全勢力を注ぐのみと強調。ラ・リーガに続く今季2冠の獲得に傾注していた。

そういった背景もあり、『ジ・アスレチック』はエムバペの加入発表はCLのファイナル以降になると報じている。これまでにも移籍情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏も、すでにエムバペの加入決定の発表に向けた準備は進められているとレポートしていた。より効果的なタイミングを図ることになる。

エムバペを巡っては、FIFA(国際サッカー連盟)のルールにより、契約満了を迎える半年前となる今年1月1日から、全クラブと交渉することが解禁されていた。パリSG残留の可能性もわずかにあると噂されていたなか、2月に入った段階で、すでにレアル・マドリードと加入に向けて合意に至ったと、スペインメディア『マルカ』が報じた。

唯一、肖像権の扱いだけが詰める必要があると言われていたが、その後、交渉は順調に進んでいった。契約は2029年6月までの5年契約とされる。ルカ・モドリッチの去就によっては、背番号10を付ける可能性もあるという。

関連記事>>【移籍】三笘薫がマンチェスター・ユナイテッドへ「ラッシュフォードの後任候補」

エムバペの給与はパリSG時代より大幅に減り、レアル・マドリードの主力選手並みになる。ただしボーナスなどのインセンティブ、加えて肖像権料の占める割合が、年俸以上に大きくなる。

© SAKANOWA株式会社