20年館長務めた美術館で個展 平坂常弘さんの日本画作品並ぶ

島根県浜田市三隅町の「石正美術館」で、浜田市出身で元石正美術館の館長「平坂常弘」さんの個展「石見野」が開かれています。

浜田市生まれの平坂常弘さんは、多摩美術大学を卒業後、実家の看板業を手伝う傍ら日本画を描き続け、石正美術館の開館から20年にわたって館長を務めました。

今回の個展では平坂さんの学生時代や帰郷後から現在まで、4つのコーナー合わせて42点の作品が展示されています。

多摩美術大学の卒業制作「記憶の海」は、生まれ育った故郷の冬の海を人生の区切りとして描いた大作です。

帰郷後のコーナーには、猫が好きという平坂さんが猫に自分の感情を重ねて描いた作品が並びます。

今回の作品展のタイトル「石見野」のコーナーには、石見に生まれ育った誇りと、
自然・風土の素晴らしさを盛り込んだ作品が展示してあります。

展覧会は石正美術館で5月26日までです。

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