群馬・下仁田町×東京・荒川区 「山車の里帰り」プロジェクトで交流

下仁田町では明治時代に東京都荒川区から譲り受けた山車を里帰りさせようと、町民の手で修繕作業が行われています。

この山車は、明治39年に現在の東京都荒川区橋場2丁目から下仁田町仲町が譲り受けたものです。

下仁田町仲町は、今年荒川区の石濱神社で開かれる「御鎮座壱千参百年祭」に山車を里帰りさせたいとの要望を荒川区から受けました。仲町では、荒川区との交流を深める機会にしようと地元の祭り関係者らでプロジェクトチームを立ち上げ、去年の7月から修繕作業を行ってきました。

山車は、江戸時代後期に制作されたとされ、昭和36年まで下仁田諏訪神社の秋季例大祭で活躍していましたが、現在は老朽化が進み、町内の山車庫に置かれていました。

12日には、楠木正成公の人形が載るせり上げ部分の修繕などが行われ、メンバーらが協力し合いながら、調整していました。

山車は、今月26日に開かれる「石濱神社御鎮座壱千参百年祭」で里帰りを果たします。

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