J1東京V 劇的ドローに「これぞヴェルディ劇場」の声…鹿島サポは怒りのブーイング

東京Vの城福監督

本日のヴェルディ劇場はプラスに働いた! 明治安田J1リーグ第13節(12日)、東京Vはアウェー鹿島戦に、0―3から追いついて3―3の引き分けに持ち込んだ。

16年ぶりにJ1を戦う今季の東京Vは、良くも悪くも劇的な展開になることが多い。いつしかヴェルディ劇場と呼ばれるようになった。

この日は、16年ぶりに実現した名門対決で、FW鈴木優磨にPKを決められるなど後半5分までに3―0とリードされてしまう。しかし、後半24分にMF斎藤功佑のゴールで1点を返すと、1点差に詰め寄った後半アディショナルタイム、MF見木友哉がゴールを決めて追いついた。

勝ちに等しい勝ち点1だろう。鹿島サポーターのブーイングが劇的な展開を物語る。城福浩監督は「3点取られたことは大いに反省すること。後半も(さらに)失点したら勝ち目のない状況だったので、ゲーム運びは反省ばかり。ただ、選手はよく追いついた。勝ち点1までこぎつけたのは自信になる」と振り返った。

ネット上には「ヴェルディ、アディショナルタイムにスコア動きまくるのなんでなの?」「普通に強いアントラーズに3点追いつくって…すごすぎる。全得点震えました。これこそまさにヴェルディ劇場」などの声が上がり、クラブOBの林陵平氏までこの日、自身のX(旧ツイッター)で「ヴェルディ劇場」と投稿するほどだ。

また、先月13日の東京ダービーで数的有利ながらFC東京に後半アディショナルタイムに追いつかれ、2―2となった試合を踏まえ「鹿島サポのブーイングの気持ちわかる」との指摘も見られた。

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