四国中央市発足20年で記念式典 功労者表彰や新しいロゴ披露

四国中央市発足20周年記念式典に際し、ビデオレターで若者にエールを送る真鍋淑郎氏=12日午前、四国中央市妻鳥町

 2004年4月に4市町村が合併して発足した愛媛県四国中央市の発足20周年記念式典が12日、同市妻鳥町の「しこちゅ~ホール」であった。功労者の表彰や新ロゴマークのお披露目などを通し、出席者が市のさらなる発展を願った。

 篠原実市長は式辞で「20年の節目をステップとして、先人が積み上げた紙のまちとしての資産を力強く次の世代に引き継ぐことが私たちの大事な仕事だ」と述べた。市初の名誉市民に選んだ大王製紙特別顧問の井川俊高氏(82)や市の功労者106人・12団体に賞状や記念品を贈り、市内の高校生らも制作に携わった新しいロゴを発表した。

 式典では、2021年にノーベル物理学賞を受賞した市出身の真鍋淑郎氏(92)からのビデオレターも披露。真鍋氏は「好きなことを選んで世界に羽ばたいてください」と若者にエールを送った。

四国中央市発足20周年に合わせて市が作成したロゴマーク

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