【DeNA】筒香嘉智が痛恨の併殺打…阪神に完封負けの三浦監督「打ち崩せなかった」

DeNA・筒香嘉智

DeNAは12日の阪神戦(横浜)に0―2で敗れ、4カードぶりの負け越しを喫した。

どこまでも本塁が遠かった。打線の前に仁王立ちしたのは虎先発・才木浩人投手だった。相手の2安打を上回る4安打を放ったものの、スコアボードには「0」だけを並べた。2回は桑原、山本の連打でつくった二死一、三塁のチャンスに京田が中飛で凡退。7回には二死一、二塁と絶好機をつかんだが、筒香が引っ張った二塁手の真正面で「4―6―3」の併殺打となり、後続の桑原も二ゴロで攻守交代となった。9回も二死から盗塁を絡めて得点圏に走者を進めたが、牧の打球は梅野のミットに収まって試合終了となった。

計27安打が飛び交う乱打戦の末に11―9の大逆転勝ちを収めた前夜から一転、ことごとく決定力を欠き、試合後の三浦大輔監督は「もう一本、あとひと押しというところですね。なかなか打ち崩せなかったです。チャンスらしいチャンスが少なかった。(チャンスが)あった中でももう一歩のところですね」と右腕に脱帽するばかり。

一方で8回1失点と好投した大貫に対しては、3回二死走者なしから与えた四球から許した1点が〝致命傷〟となり「そこだけだったと思います。それ以外は本当によく投げたと思いますし、そこをツーアウトでノーボールツーストライクからでしたから、そこだけですね」とかばっていた。

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