「口論が続く」鎌田所属のラツィオに激震! 指揮官と衝突報道の10番がメンバー外に、先月には退団宣言

ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、ルイス・アルベルトを5月12日のエンポリ戦メンバーから外した。両者の衝突は、選手の退団の可能性をより高めるかもしれない。

イタリア紙『Gazztta dello Sport』の報道によると、問題はルイス・アルベルトの直近の姿勢という。

2回にわたって先行しながらドローに終わった前節のモンツァ戦で、特に守備に関する指揮官の指示に、ルイス・アルベルトは不満を示していた。そんななか、直近の練習の姿勢から、トゥドールは選手をメンバー外にすることを決めたようだ。

エンポリ戦はラツィオにとって、初のスクデット獲得(セリエA優勝)から50周年を記念する試合だけに、チームの司令塔であるルイス・アルベルトの騒動は、お祭りムードに水を差したかたちだ。

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約1か月前、この10番が試合後のインタビューで退団の意向を電撃発表したのは記憶に新しい。

だが、Gazztta dello Sport紙によれば、当時はクラブとの衝突が理由にあった。だが今回は、指揮官との問題という。ただ、いずれにしても、去就に影響する問題となり得るのは変わらない。同紙は、「ラツィオとの口論続く」と報じ、今夏の移籍は避けられなくなると報じた。

とはいえ、高額な年俸や契約残り期間から、ルイス・アルベルトの売却は決して容易に進まないとも見られている。延長オプションを行使するか騒がれている鎌田同様、ルイス・アルベルトの去就を巡る報道も熱を帯びそうだ。

世代交代のための改革の可能性も取りざたされているラツィオ。鎌田の去就を含め、トゥドール体制でフルシーズンに臨む来季に向けたチーム編成が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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