震災による中断もあった海の祭りが賑やかに開催 大漁と安全願う船が沖へ 国指定重要無形民俗文化財の神楽も奉納 酒井法子さんののびやかな歌声も響く 三陸に夏の訪れ告げる「たろう大漁まつり」 岩手・宮古市

岩手県宮古市で12日「復興たろう大漁まつり」が行われ、多くの人が見守る中、曳き舟や神楽が奉納され大漁と海の安全を祈りました。

日枝神社の例祭として始まった「復興たろう大漁まつり」は東日本大震災で一時、中断しましたが2015年に復活しました。
12日は神事のあと神輿を乗せた船を含む6隻の漁船が漁港からおよそ2キロ沖合に出て、大漁と海の安全を祈りました。
一方「道の駅たろう」近くのイベント広場では国の重要無形民俗文化財の黒森神楽が奉納され、「山の神」などの舞が披露されました。
またステージでは歌手の酒井法子さんがのびやかな歌声を披露し、客席から拍手と声援が送られていました。
まつりが終わると田老ではウニ漁のシーズンを迎え、一気に夏の色が濃くなります。

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