ハムが同一カード3連勝、23歳が劇的サヨナラ打、西武は21歳が1号…12日のパ・リーグ

お立ち台に上がった日本ハム・水野達稀(左)と伏見寅威【画像:パーソル パ・リーグTV】

西武・今井は7試合連続QS

西武はベルーナドームで行われた楽天戦に6-2で勝利した。先発の今井達也投手は2回、辰己涼介外野手に適時三塁打を浴び先制を許したが、その後は3、4回と得点圏に走者を背負うも要所を締めた。チームが逆転し4点リードで迎えた6回に1点を失ったものの、7回115球5安打4四死球7奪三振2失点で降板した。

西武打線は3回、金子侑司外野手と平沼翔太外野手の安打で2死一、三塁として、中村剛也内野手の適時打で同点に。さらに2死満塁から蛭間拓哉外野手の適時内野安打で勝ち越すと、4回には途中出場していた21歳の長谷川信哉外野手が1号3ランを放ち、4点差に突き放した。

7回にも蛭間に適時打が生まれスコアは6ー2に。救援陣は8回を松本航投手、9回を佐藤隼輔投手が無失点に抑えた。蛭間が3安打2打点、長谷川が2安打3打点と若手が躍動。今井は7試合連続QSで今季3勝目を手にした。

敗れた東北楽天は岸孝之投手が6回2/3を113球10安打1四球4奪三振6失点(自責点3)の内容。打線は鈴木大地内野手が3安打を放つも、苦手としている今井の前に決め手を欠いた。

日本ハム・伏見は34歳の誕生日に同点打

日本ハムはエスコンフィールドで行われたロッテ戦に6-5でサヨナラ勝利を収めた。先発・伊藤大海投手は初回、岡大海外野手に先制の2号ソロを被弾すると、4回には2本の適時打で2失点。6回には、岡にこの日2本目となる勝ち越し3号ソロを許し、6回100球8安打3四球2奪三振4失点で降板した。

一方の打線は初回、先頭の今川優馬捕手が二塁打で出塁。犠打で1死三塁とし、郡司裕也捕手の犠飛ですぐさま同点に。2回には、万波中正外野手の4号ソロで勝ち越しに成功。2-3で迎えた4回は、アリエル・マルティネス捕手の二塁打などで2死三塁の好機をつくり、万波が適時内野安打を放った。

7回からは堀瑞輝投手、ブライアン・ロドリゲス投手がそれぞれ1イニングを無失点。9回は、齋藤友貴哉投手が2死満塁から押し出し四球で1点を失ったが、その裏に先頭の郡司が安打で出塁。続くマルティネスが適時三塁打を放ち、1点差に。さらに1死満塁から、この日、34歳の誕生日を迎えた伏見寅威捕手の適時打で同点に。続く23歳の水野達稀内野手がサヨナラ適時打を放ち、試合を決めた。

日本ハムは同一カード3連勝。4番手として登板した齋藤友が移籍後初勝利を挙げた。ロッテは、小島和哉投手が7回1/3、106球5安打1四球6奪三振3失点の力投も、救援陣がリードを守り切れなかった。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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