ドッグランに行かない方がいい犬の特徴5選 連れていくことのリスクや禁止事項まで

ドッグランは楽しい場所!禁止事項やルールを守って

ドッグランは犬をのびのびと遊ばせることができる場所です。そのため運動不足解消やストレス発散、また他の犬と交流することで社交性を育てることもできます。

しかしドッグランに連れて行くためには、まず事前準備が必要です。さらにドッグランは多くの飼い主さんやわんこが快適に、そして安全に遊べるようルールやマナーを守る必要があります。

  • 必要なワクチン接種を必ず受けておく
  • ノミダニ対策を毎年欠かさず行っておく
  • 連れて行く犬は飼い主の見張りが行き届く頭数まで
  • 発情期の女の子はNG表記されているドッグランが多い
  • お喋りに夢中で愛犬から目を離すのはNG
  • 愛犬の排泄物は必ず適切に処理して持ち帰る
  • ドッグランに慣れるまではリードを外さない
  • 他のご家庭の犬に勝手に食べ物を与えない

基本的なマナーやルールは以上の通りです。ただし、ドッグランによってルールが異なるため、事前に利用するドッグランの注意事項やルールを確認しておきましょう。

ドッグランに行かない方がいい犬の特徴5選

ドッグランは犬にとってのびのびと遊べる環境です。しかし、犬によってはドッグランに行くべきではない、あるいは連れて行ってしまうとストレスになってしまう犬もいるので注意しましょう。

1.体調不良や怪我を負っている犬

ドッグランに行く前日〜当日に、体調が悪そうだったり怪我をしている場合は、ドッグランに連れて行くべきではありません。

無理にドッグランに連れて行ってしまうと、体調が悪化したり傷が広がってしまうなど、愛犬に負担をかけてしまいます。必ず体調がすぐれない時や怪我が完治していない時を避け、連れて行ってあげましょう。

2.問題行動(特に攻撃的な行動)がある犬

普段から他の犬や人に対して吠えかかったり唸ったり、噛み付く素振りを見せたりと攻撃的な行動をとる犬は、まずは問題行動を直してから連れて行きましょう。

問題行動が直っていないままドッグランに連れて行ってしまうと、他の犬を怖がらせてしまったり、時には怪我をさせてしまう恐れもあります。トラブルに発展するケースもあるので、必ず攻撃的な行動は改善してから利用してください。

3.飼い主がコントロールできない犬

飼い主の基本的な指示(待て、おすわりなど)に従えず、飼い主が犬をコントロールできていない場合も、万が一を考慮して行かないほうが良いでしょう。

飼い主がコントロールできていないということは、犬が問題行動を起こしても止める術がなく、状況を悪化させてしまう危険性があります。

また、ドッグランのルールを守る上でも飼い主がきちんと愛犬をコントロールできていなければ、ルール違反につながることが懸念されます。日頃から基本指示動作をトレーニングし、飼い主の指示に従えるようしつけておきましょう。

4.臆病な性質(警戒心)が強すぎる犬

元来、警戒心が強く臆病な性質の強い犬の場合、他の犬のようにドッグランを楽しめない可能性があります。

多くの犬がのびのびと駆け回り遊んでいる様子を見て、「楽しそう」ではなく「怖い」「嫌だな」とストレスを感じてしまう犬もいるのです。

連れて行っても愛犬が嫌がる様子を見せる場合は、ドッグランが肌に合っていないと判断し、無理強いすることは避けましょう。

5.他の犬との交流が苦手な犬

普段の散歩でも他の犬との交流が苦手な犬は、ドッグランに連れて行かないほうが良いでしょう。なぜならば、基本的にドッグランは散歩中に出会う頭数よりも多くの犬が駆け回っているからです。

ただし事前予約で貸切できるドッグランや、他の犬があまり利用しない時間帯を狙って行くのであれば、楽しくのびのびと利用できるかもしれません。事前に施設に問い合わせて尋ねてみると安心です。

まとめ

いかがでしたか。ドッグランは楽しい場所ですが、犬によってはストレスを感じたり、問題行動によって他の犬を傷つけてしまう恐れもあります。愛犬がドッグランでルールを守って遊べる状態まで成長してから連れて行きましょう。

(獣医師監修:後藤マチ子)

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