宮野真守、「キンスパ2024」トップバッターで“仁王立ち” 観客魅了「やっていないことを試してみようと」

トップバッターを務めた宮野真守

仮歌を歌っていた蒼井翔太とコラボ「すごく上手くてプレッシャーだな」

声優アーティストの宮野真守が、12日開催の大型アニソンフェス『KING SUPER LIVE 2024』2日目(神奈川・Kアリーナ横浜)に出演。トップバッターとして出演したステージで会場を大いに盛り上げ、また開演前には報道陣の取材に応じて、パフォーマンスへの抱負を語った。

6年ぶりに開催された『KING SUPER LIVE』では、2日間でのべ100曲が、各日2万人のファンの前で披露された。宮野は自身のソロステージについて「昨日も出演して、皆さん個人のステージがすごすぎて魅力が爆発していました。しかも個性を存分に出しているところがすごく魅力的で。なので、ちょっとざわついちゃうかもしれないけど自分のライブではやっているんですがフェスではやっていない『あること』を試してみようと思います」と宣言。

開演時間になると、宮野は生バンドをバックに、センターステージからジャンプして登場。さらにマイケル・ジャクソンのように,静寂の中で仁王立ちして客席をにらむと、客席から大歓声が巻き起こって一気にボルテージが上がる。そして「カモン!」の一声から『EXCITING!』『Quiet explosion』の2曲を、バックダンサーを従えてパワフルに歌い上げた。

MCでは「アリーナ! レベル1! レベル3!」とエリアごとに客席を煽りつつ、「レベル2、4、6ってどこ行ったの?」と、Kアリーナ横浜の独特な座席配置をイジって観客を笑わせた。

アンコールでは、宮野は出演作『うたの☆プリンスさまッ♪』から、蒼井翔太とのコラボで『カノン』、宮野、蒼井、内田雄馬の3人でのコラボで『オルフェ』の2曲を披露した。

宮野はコラボにあたって「翔太君は(蒼井の)デビュー前に僕の『オルフェ』の仮歌を歌ってくれていたことがあって、『すごく仮歌が上手くてプレッシャーだな』と思っていたのが翔太くんでした。『俺より上手くの歌うのやめて!』と(笑)」と蒼井の歌声を初めて聴いた時のことを振り返り、「その後、声優としても『うたプリ』でご一緒して、まさかこういう風に一緒に歌えると思っていなかったので、特別ですね」と抱負を語っていた。

蒼井も開演前の取材で「仮歌を歌わせていただいた、そのご本人と公式のステージで歌わせていただくことってなかなかないと思うので、人一倍緊張感ありますし、楽しんで歌えればと思います」とコラボに臨む抱負を明かし、「宮野さんや森口(博子)さん、水樹(奈々)さんと、僕が憧れる先輩方が、今も憧れの存在でいてくださるのがすごくありがたいことだと思います。僕も後輩が増えたので、後輩たちに背中を見せる存在として、先輩方のキラキラを受け継いで、後輩たちそしてお客様に広げていきたいと思っています」と先輩アーティストとの共演に高揚感を見せていたステージ。

1日目には、田村ゆかりと堀江由衣による伝説的ユニット『やまとなでしこ』の楽曲が、約21年ぶりに披露されるなど、豪華コラボづくしの2日間で、「6年ぶりの開催ということで、コロナでエンタメが厳しい中、僕らも続けてきてよかったと思います。こういうフェスをできることは我々の活力にもなるし、ファンの皆様とこうして絆を交わし合いながら歌えたというのは、僕にとってもやっぱり宝だなと思うので、今日も頑張りたいと思っております」(宮野)と、アーティストにとっても多くの思いをパフォーマンスに込めたライブになった。ENCOUNT編集部

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