「結果が出てからは、いろいろな意見が言えますけど…」3-0→3-3の鹿島対東京Vに日本代表の森保監督が言及「本当にサッカーは分からない」

[J1第13節]鹿島 3-3 東京V/5月12日/県立カシマサッカースタジアム

5月12日のJ1第13節で鹿島アントラーズと東京ヴェルディが県立カシマサッカースタジアムで対戦し、3-3で引き分けた。

開始5分、鈴木優磨のPKで先制した鹿島は、主導権を握り、名古新太郎、植田直通のシュートで加点。50分までに3点をリードした。

しかし、60分過ぎから両チームが次々とメンバー交代をしていくと流れが一変。東京Vは69分に途中出場の齋藤功佑のゴールで1点を返すと、81分に木村勇大、アディショナルタイムに見木友哉がネットを揺らし、ドローに持ち込んだ。

この一戦の視察に訪れていた日本代表の森保一監督は、「一言で言うとすごい試合でした」と切り出し、鹿島を称賛しつつも、以下のようにコメントした。

「ヴェルディの選手、そして選手の力を引き出す監督の采配も、最後まで諦めないファイティングポーズを常にとって、粘り強く戦う姿勢を見せてくれて、ヴェルディのサポーターのみならず、良い試合を見せてもらえた」

【厳選ショット】後半怒涛の反撃で3点差を追いつき東京Vが価値ある勝ち点1をゲット!|J1 第13節 鹿島 3-3 東京V
一方で、「本当にサッカーは分からない。難しいなと思いました」と、交代策や試合展開の変化などにも言及した。

「終わってから、その時の結果が出てからは、いろいろな意見が言えますけど、ほんとに勝つためにどうやっていくっていうことはなかなか思い通りにはいかない。良くてもそのままいくか分からない、良くなくても取り戻せる可能性がある」

後半途中から大きくゲーム展開が変わった一戦には、日本代表の指揮官にも留意すべき点が多々あったようだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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