中国人観光客を呼び戻すにはどうすればいいか―仏メディア

フランスのラジオネットワーク、フランス・アンフォのニュースサイトにこのほど、「中国人観光客をどう呼び込むか」とする記事が掲載された。

フランスのラジオネットワーク、フランス・アンフォのニュースサイトにこのほど、「中国人観光客をどう呼び込むか」とする記事が掲載された。

中国メディアの環球時報が要約して伝えたところによると、記事はまず、「フランス政府は、中国からの観光客がより簡便にフランスに戻れるようにしたいと考えている。なぜなら、彼らは高額な支出をする旅行者とみなされていたからだ」とし、ニースの著名な海岸遊歩道プロムナード・デ・ザングレから首都パリのデパートまで、中国人観光客が戻りつつあると伝えた。

そして「パリからアビニョン、そして南部のニースまでフランス国内を10日間旅行してきた」という中国人の話を紹介し、「シャンゼリゼは依然として中国人観光客にとって訪れたい場所だ。初めてパリを訪れる中国人観光客の買い物予算は平均3000ユーロ(約50万円)。中国人観光客は購買力がとても高く、化粧品や日用品を中心に一度に2000ユーロの商品を購入する人もいれば、5000ユーロ以上を使う人もいる」と伝えた。

記事は、中国人観光客がコロナ禍前と比べて減少していることにも触れ、「2019年には200万人を超えていたが、23年はわずか50万人だった」「フランス当局は彼らを取り戻すため、取得までに10日程度を要するビザ申請を容易にしたいと考えている。より多くの旅客機が両国間を往復する可能性もある。現在は週に48便のみが運航されている」と伝えた。

記事によると、南フランスの香水の街グラースにある香水店経営者は「店内には今のところ中国人は多くないが、中国人観光客がフランスと欧州に戻りつつあると聞いている」と語る。同店は中国のSNSでのブランディング(ブランドとして確立させること)を強化するため中国人スタッフを雇用したという。(翻訳・編集/柳川)

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