初めての上京での住まい、失敗したことは? 3位「間取りが不便」、2位「想像より狭かった」、1位は?

不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULLは2024年4月23日に、男女618人を対象にした「初めての上京での住まいに関する実態調査」の結果を発表した。

初めての上京で住んだ街を決めた理由 66.9%は「職場/学校にアクセスしやすいから」

初めての上京で住んだ街ランキング「トップ10」は?>の続きです。

今回の調査は、過去に上京を経験したことがあり、その時の住まいを自分で決めた男女618人を対象に「初めての上京での住まい」に関して、実際に住んでみてわかったことや、失敗したことを聞いている。

調査では、「初めての上京で住んだ街を決めた理由」を聞いたところ、最多は「職場/学校にアクセスしやすいから」で66.9%となった。

次いで「家賃が安い物件が多くあったから」が23.9%、「友人/知人が近くに住んでいたから」は8.9%、「友人/知人に勧められたから」は8.0%、「不動産会社に勧められたから」は7.9%という結果だった。

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続いて、「初めての上京での住まいの満足度」を聞いたところ、回答者全体の平均点は66.5点となった。

調査元では、実際に住んだ街を決めた理由ごとに満足度の平均点の高さでランキング化したという。その結果、1位は「趣味等の活動の場にアクセスしやすいから」と回答した人で76.3点。次いで、2位は「家族が近くに住んでいたから」(74.3点)。

調査元は「初めての土地での生活ではいざという時に頼りになる親族が近くにいることは安心感が生まれ、満足度に繋がっていることが考えられます」と指摘した。

さらに、「家族に勧められたから」(4位/71.6点)、「友人/知人に勧められたから」(6位/67.6点)、「不動産会社に勧められたから」(11位/60.6点)などの回答が示しているように、誰かに勧められたことで住む街を決めたという人も多かった。

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「もっと多くの物件を自分で確認すべきだった」

次に、「初めての上京での住まいについて、失敗したと思ったこと」を聞くと、72.4%が「失敗したと思ったことがある」と回答。

失敗したと思う事柄については、多い順に、「設備に不満があった」(18.9%)、「想像していたより狭かった」(18.1%)、「間取りが不便だった」(16.5%)、「騒音が気になった」(15.5%)、「駅までのアクセスが悪かった」(14.6%)などがあがった。

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ちなみに、「初めての上京で失敗したことがある」と回答した人に、初めての上京での住まい探しについて今思えば確認しておけばよかったと思うことを聞くと、以下のような声が集まったという。

「もっと多くの物件を自分で確認すべきだった」
「通勤電車の込み具合」
「トイレや風呂なしは認識していたが、銭湯などの場所を事前に確認しておけばよかった」

なお、この調査は2024年4月3日~10日、都内在住の18歳以上の男女618人を対象にインターネットで実施した。家賃相場については、LIFULL HOME'Sに掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平方メートル以上40平方メートル未満の賃貸物件の管理費を含む月額賃料から中央値を算出した。抽出期間は2023年4月1日~2024年3月31日。

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