好調クリスタルパレスを率いるグラスナー監督、バイエルンからの関心もクラブ残留か

写真:ホジソン氏の後任として就任したグラスナー監督

バイエルンは、今年の2月にクリスタルパレスの監督に就任したオリヴァー・グラスナー監督に興味を示しているが、同監督はクリスタルパレスに留まる予定だという。イギリス『Sky Sports』電子版が報じている。

49歳のグラスナー監督は、母国オーストリアで監督キャリアをスタートさせた。その後ヴォルフスブルク、フランクフルトの指揮を執り、2021-22シーズンにはフランクフルトをUEFAヨーロッパリーグ優勝に導いた。今年の2月にロイ・ホジソン監督の後任として、クリスタルパレスの監督に就任した。

グラスナー監督は3-4-2-1のシステムを採用し、マイケル・オリーセ、エベレチ・エゼ、ジャン=フィリップ・マテタを中心に効果的な攻撃を繰り出しており、就任以降6勝3分け3敗と結果を残している。

バイエルンは、今シーズン限りで退任の決まっているトーマス・トゥヘル監督の後任を探し続けている。クリスタルパレスで好調のグラスナー監督に興味を示していたが、グラスナー監督はバイエルン陣営と交渉をするつもりはなく、来シーズン以降もクリスタルパレスに留まる意向のようだ。

レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督に断られたバイエルン。そこで『Sky Sports』によると、バイエルンが向かう次なる候補は、ハンス=ディーター・フリック氏だという。

2019年11月から2021年6月までバイエルンの監督を務めたフリック氏の復帰の可能性があるようで、同氏が監督に再就任した際には、元ドイツ代表FWのミロスラフ・クローゼがアシスタントコーチになると報じられている。

グラスナー監督就任以降のプレミアリーグの成績で、クリスタルパレスが獲得した勝ち点(21)を上回るのは、優勝を争っているマンチェスター・シティ(29)とアーセナル(28)のみとなっている。来シーズンのグラスナー監督率いるクリスタルパレスの躍進はあるのだろうか。

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