鎌田大地へ「大観衆の喝采」 決定機演出&好守備に伊熱狂…「再評価した監督の功績は大きい」

現地では鎌田大地に高い評価【写真:Getty Images】

後半43分までプレーし再三チャンスメイク

イタリア1部ラツィオは5月12日、セリエA第36節でエンポリと対戦し2-0の完勝を飾った。MF鎌田大地は先発し後半43分までプレー。攻守に渡り存在感を示し、現地メディアも「大観衆の喝采を浴びてピッチを後にした」と絶賛している。

イゴール・トゥドール監督の就任で環境が一変した鎌田。この日もスタメンを飾ると、中盤で鎌田が何度も決定機を演出する。前半24分には前線への縦パスから華麗な崩しを見せ、FWチーロ・インモービレがGKと1対1になる惜しいチャンスもあった。

試合は前半終了間際にセットプレーからDFパトリックのゴールでラツィオが先制。後半も鎌田を中心に攻撃を組み立て何度もゴールに迫った。鎌田が後半43分に交代でピッチを去ったのち、MFマティアス・ベシーノが駆け上がりネットを揺らす。2-0の完勝で重要な一戦を制した。

この試合の鎌田について現地メディア「Laziochannel.it」は「あらゆる角度から見て完璧なパフォーマンスだった」と絶賛。唯一のミスシーンを批評しつつも「戦術的な秩序、多くのピンチ阻止…鎌田大地は大観衆の喝采を浴びてピッチを後にした」と高い評価を与えていた。

また同メディアは「今後鎌田がどのような選択をするかはわからないが、強力な選手を再評価したトゥドールの功績は大きい」と指揮官の下で復活を遂げた日本人選手について大きく取り上げていた。

来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である5位以内へ近づく重要な勝ち点3を得たラツィオ。次節に強豪インテル、最終節でサッスオーロとの対戦を控えている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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