「今は話す時ではない」36度目の優勝を祝うレアルがパレード! 去就注目のモドリッチには残留を臨むチャントの大合唱「多くの愛に感謝する」

優勝パレードに参加したモドリッチ[写真:Getty Images]

ラ・リーガを制したレアル・マドリーは12日、優勝パレードを開催した。
【写真】リーガのトロフィーを掲げるモドリッチとナチョ

ラ・リーガ首位に立っていたマドリー。前節、2位のバルセロナがジローナに敗れ、36度目のリーグ優勝が決定していた。

その後、大事なチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでバイエルンと対戦。リードを許しながらも最後に奇跡の逆転勝利を収め、2シーズンぶりの決勝進出を決めていた。

大きな勝利を手にしたマドリー。11日には、残留を目指したグラナダとアウェイで対戦し、0-4で圧勝。優勝に花を添えると、12日にシベレス広場でファン・サポーターに向けて優勝を報告。パレードも実施した。

多くのファンが優勝を祝福する中、去就が注目されているクロアチア代表MFルカ・モドリッチが改めて優勝したことを振り返った。スペイン『アス』が伝えた。

「国民やレアル・マドリーのファンと一緒に祝うことは、いつも大きな喜びだ。このリーグを楽しみたい。たくさんの問題を経験したし、簡単ではなかったが、それでも僕たちはキャラクターとクオリティを示した。勝つために必要なことだ」

苦しい時期もありながら、しっかりとリーグ優勝を果たしたマドリー。そのモドリッチは、自身の去就について問われると「今日はチームメイトやみんなと楽しむ日だ。将来については、何が起こるのか見てみよう」と明言を避けた。

しかし、大量に集まったファンからは「ステイ」と残留を臨むチャントが。ファンの望みについて問われると、「もちろん印象深いものだ。自分の気持ちを説明する言葉を見つけるのは難しい。でも、マドリーのファンの多くの愛に感謝している」とコメント。愛情を大きく感じたことに感謝しながらも、明言を避けた。

「僕が言ったのは、今はそうしたことを話す時ではないということだ」改めて去就については語る気がないとしたモドリッチ。6月1日に行われるドルトムントとのCL決勝で勝利し、再びこの場所に戻りたいと意気込んだ。

「シーズンを上手く終えて、できれば6月1日以降にこのシベレスに戻りたいと思っている。最終的には何が起こるか見てみたい。でも、僕は既に何度も言ってきた。それはみんなも全て知っているだろう」

今なおチームの中心としてプレーするモドリッチ。かつてほどのフル稼働ではないが、まだまだチームにとっては必要な存在と感じられるが、どういった決断を下すのか。シーズン終了後に注目が集まる。

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