B級映画の帝王、コーマン氏死去 米映画プロデューサー

ロジャー・コーマン氏=2019年10月、ロサンゼルス(AP=共同)

 ロジャー・コーマン氏(米映画プロデューサー、監督)米メディアによると9日、西部カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死去、98歳。死因は明らかになっていない。低予算映画を多数手がけ、「B級映画の帝王」と呼ばれた。

 26年、中西部ミシガン州デトロイト生まれ。「巨大カニ怪獣の襲撃」(57年)や、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(60年)などの監督を務めた。プロデューサーとして、300本以上の映画に携わった。

 若き日のフランシス・コッポラ氏やマーティン・スコセッシ氏ら、後に米映画界の巨匠と称される監督を起用し、世に出るきっかけをつくった。(ロサンゼルス共同)

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