中国の自動車メーカー、合衆新能源汽車が展開する電気自動車(EV)ブランド「ナタ汽車」(ナ=口へんに那、タ=口へんに託のつくり、NETA)のインドネシア法人NETAオート・インドネシアは7日、首都ジャカルタで4月30日~5月5日に開催されたEV展示・販売会「Periklindo電気自動車ショー(PEVS)2024」で、108台を受注したと発表した。
受注台数は、クロスオーバースポーツタイプ多目的車(SUV)「NETA V」と、同展示・販売会で発表した新モデルの小型SUV「NETA V—II」の合計。内訳は明らかにしていない。
NETA V—IIは、NETAがインドネシアで初めて現地組み立て生産するモデルで、5月下旬に正式発売し、早ければ6月上旬から納車を始める。価格は未発表だが、正式発売までの先行予約価格を2億ルピア(約193万円)台と設定し、契約金500万ルピアで先行予約を受け付けた。
NETAは、ジャカルタに建設した工場の生産を4月に開始した。年産能力は3万台で、合衆新能源汽車にとって、タイに続く海外2カ所目の生産拠点となる。