フィリピンの通信サービス会社コンバージICTソリューションズは10日、韓国IT大手ネイバー傘下でクラウドサービスなどを手がけるネイバークラウドと覚書を交わしたと発表した。拡大を続ける国内クラウド市場での共同事業の機会を探る。
同社のデニス・ウイ最高経営責任者(CEO)、ネイバークラウドのキム・ユオンCEOが立ち会い、マニラ首都圏パシッグ市のコンバージ本社で9日に調印した。
ネイバーが持つスマートシティー関連の技術力のほか、大規模言語モデル(LLM)やデータを国内で保存・処理してデータ主権を確保する「ソブリンクラウド」、企業間コミュニケーションツール、ブラウザーベースのサービス統合といった分野の事業能力を活用する。