大谷翔平 腰の張りで途中交代 ロバーツ監督慎重姿勢「休ませる予定」 ダルビッシュとの対戦持ち越しか

 7回、投ゴロに倒れた大谷(提供・共同通信社)

 「パドレス0-5ドジャース」(11日、サンディエゴ)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は11日(日本時間12日)、敵地ペトコ・パークでのパドレス戦の九回に、腰の張りのため代打を送られて、3打数無安打だった。今季は休養のため1試合を欠場し、2度途中交代しているが、体の異変では初めて。パ軍のダルビッシュ有投手が先発するきょう12日の試合は欠場が濃厚となった。(サンディエゴ・小林信行)

 球場史上最多の4万6701人で埋まった敵地スタンドが、ざわついた。5-0の九回2死。打席に立つはずの大谷に代打が送られた。今季3度目の途中交代。しかし、過去2試合はいずれも10点リードの一方的な展開。不穏な空気が漂った。

 試合後、球団広報部は交代理由を「腰の張り」と発表。ロバーツ監督は、大谷が七回の第4打席で投ゴロに倒れた後に腰の不調を訴えたと明かし、「無理をさせたくなかった」と説明した。

 今季はこの日を含めて40試合に出場し、メジャー最高のOPS1.090をマーク。リーグ最高の打率・352、同2位の11本塁打など、打撃部門で上位に名を連ねている。1日には休養のため今季初めて欠場し、試合のなかった翌日と合わせて“2連休”。4日から3戦連続4本塁打を記録し、自身8度目となる週間MVPを受賞した。しかし、7日からこの日までの4試合のうち3試合が無安打。小休止状態だった。

 大谷の、腰への心配の度合いを問われた指揮官は「ショウヘイとはまだ話していないが、トレーナーからは『最小限』と聞いている」と返答。12日のデーゲーム(日本時間13日午前5時)の出場に関しては「様子を見る。変更するかもしれないが、あすは休ませる予定だ」と慎重な姿勢だ。

 12日のパ軍の先発はダルビッシュ。日米通算200勝まで2勝に迫っている37歳右腕との、メジャー3度目の対決は7月末以降に持ち越されることが濃厚となった。

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