<レポート>RIIZEが9月に日本デビュー、公開インタビューで語った目標や日本でやってみたいこと

RIIZEが5月11日と12日に日本で初めてとなる単独公演【2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ in TOKYO】を開催、2日目の公演前にメディア向けの公開インタビューを行った。初日に9都市15公演をまわる全国ホールツアーと9月の日本デビューを発表し、日本のBRIIZE(ファンの愛称)たちを歓喜させた6人は、グループとしての夢や日本でやりたいことなどを語った。

「成長する(Rise)」と「実現する(Realize)」の英単語を合わせたグループ名で2023年9月に韓国でデビューしたRIIZEは、本格的に活動を始めて1年未満ながら、韓国のみならず日本でも大いに注目を集めている。Mrs. GREEN APPLEの若井滉斗(Gt.)とのデビュー曲「Get A Guitar」のコラボステージや、<THE FIRST TAKE>の出演が記憶に新しい。

韓国・ソウルでスタートしたこのファンコンで、RIIZEは日本のほかにアメリカ、メキシコ、台湾、シンガポールなどをまわる。多くのK-POPグループが活動するなか、日本人メンバーで最年長のSHOTARO(ショウタロウ)は、RIIZEが支持される魅力を「僕らのパフォーマンスや音楽にたくさんの方が共感してくださっているんだと思います」と分析。「僕たちはジャンルにとらわれず、多彩な音楽やパフォーマンスを届けていきます」とも発言した。SUNGCHAN(ソンチャン)も「たくさんの応援を受けている理由は、夢に向かって進む僕たちと一緒に、ファンの方々も並んで走りたいと思ってくださっているからではないでしょうか。また、(自分たちの成長を記した)リアルタイム・オデッセイを通して、日頃の活動やプロセスを共有しているところが、他のグループとは違う点だと思います」と語った。

RIIZEは7月末から約一か月にわたって全国9か所をまわる初のホールツアー【2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ JAPAN HALL TOUR】を開催。WONBIN(ウォンビン)とSOHEE(ソヒ)は、日本でやってみたいこととして「太るために美味しいものをたくさん食べたいです」「僕は露天風呂を楽しみたいです」と、個性あふれる回答で記者たちを和ませた。

また、ツアーで楽しみにしていることを聞かれたEUNSEOK(ウンソク)が「昨日のコンサートでBRIIZEたちの明るい表情を見て、幸せでいてくれているんだってことを感じました。ホールツアーでもまたそういう表情を見たいです」と話すと、ANTON(アントン)も「日本のBRIIZEに会えると思うと、今からとてもワクワクします」とBRIIZEたちへの思いをのぞかせた。

前日にグループを代表して日本デビューを発表したショウタロウが、嬉しさのあまり大粒の涙を流す姿が話題を呼んだ。「皆さんからの温かい“おかえり”に感動しました。デビューするまでの過程が一気によみがえって、込み上げるものがありました」と前日の出来事を振り返る。

そんなショウタロウをステージ上でウンソクがよしよしと慰める場面も見られた。「涙を見せることがあまりないショウタロウさんが感極まっているのを見て、こんな一面もあるんだと気づきました。兄さんも辛い気持ちを抱えていたのかなって」と、仲間を思いやる気持ちが溢れてしまったようだ。

実はアントンも涙を流していたという。「(ショウタロウが)泣いているのを初めて見たので、熱いものが込み上げて、涙が出てしまいました。また、国立代々木競技場第一体育館という大きな会場でRIIZEがコンサートをするのも初めてでした。ステージから遠くにいるBRIIZEが僕らの写真や名前が載ったうちわやプラカードを掲げているのを見て、僕らはただ好きなことをやっているだけなのに、そんな僕たちを好きでいてくれる人たちがこんなにもいることを実感して泣いてしまいました」と回想した。

画期的なサウンドと高いダンススキル、若々しさを感じるボーカルに、作品によって表情が変わるルックスで、大型ルーキーとして存在感を示すRIIZE。グループの目標と近い将来の夢について、ショウタロウから「全世界のBRIIZEに会いに行くことと僕たちのことを知らない人たちにRIIZEを知ってもらうことです。また、昨日発表したホールツアーを怪我なく終わらせ、9月にある韓国公演も無事に成功させたいですね」という言葉があったが、そのリストはチェックマークで着実に埋まっていくことだろう。

今後の活動についてソンチャンが「これからの日本での活動に加え、韓国のカムバックに向けて色々準備をしています。グループ名通り、これからも成長して夢を実現していくつもりなので、ぜひ注目してください!」と意気込み、ショウタロウも「‘RIIZING DAY’で世界をまわる予定ですが、日本での活動も控えているので、たくさん応援してくださると嬉しいです。今はミュージック・ビデオの撮影やイベント出演で、月一のペースで日本に帰ってきていますが、こうして定期的に日本に来て活動できたら嬉しいです」と話した。世界を股にかけるグループとして、彼らの今後の活躍に期待が高まる。

Text by Mariko Ikitake
Photos by 田中聖太郎写真事務所

◎ツアー情報
【2024 RIIZE FAN-CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR】
2024年7月30日(火)・31日(水)神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
2024年8月3日(土)・4日(日)大阪・大阪国際会議場 メインホール
2024年8月8日(木)・9日(金)宮城・仙台サンプラザホール
2024年8月11日(日)群馬・ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
2024年8月13日(火)岡山・倉敷市民会館
2024年8月14日(水)広島・広島文化学園HBGホール
2024年8月20日(火)熊本・熊本城ホール メインホール
2024年8月21日(水)・22日(木)福岡・福岡サンパレス
2024年8月25日(日)~27日(火)愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール

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