松本潤が偽アカウントに注意喚起した「背景」 数年前から存在しているが…

松本潤

嵐の松本潤の「X」(旧ツイッター)偽アカウントが、本人や関係者を振り回している。

松本は12日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し「ワタクシXやってません」と投稿。「個人でやってるのは、このアカウントだけです。よろしく」と呼びかけた。

X上には、数年前から松本の偽アカウントが登場。12日時点で、フォロワー数は7.8万人以上となっている。

松本といえば、長澤まさみや永山瑛太らと共演する、自身約13年ぶりの舞台「正三角関係」(7月11日から上演)への出演が発表されているが、紛らわしいことに偽アカウントも追随。情報解禁となった4月18日には「潤くん舞台」などのワードがXのトレンドに浮上すると、偽アカウントも同月24日に舞台出演に関する情報を投稿し、10万回以上が表示された。ヘッダーには松本、長澤、永山の舞台の写真を掲載する念の入れようだ。

もちろん、松本がエージェント契約を結んでいるSTARTO ENTERTAINMENTはその存在を把握。公式サイト上で、偽サイトや偽SNSアカウントについて「実在するアーティスト名、公演の名称や公式の写真素材を無断利用しています」と注意喚起している。

今回、松本が初めてXの偽物アカウントについて言及したのは、ある理由のためだという。

芸能プロ関係者は「舞台関係者が、このアカウントを松本本人によるものだと思い込んでいたそうです。偽アカウントのフォロワーに舞台関係者や有名人がいれば、一般人やファンは松本本人によるアカウントだと思いこんでしまう。ギリギリのところで危機回避できたということです」と明かした。

松本が前回出演した舞台「あゝ荒野」(2011年)は、人気のあまりチケットが手に入りづらい状況となったことも影響したようだ。

舞台関係者は「今回の舞台は、10月31日からイギリス・ロンドンでも上演されるため、チケットが高騰する可能性もある。転売はSNS上でやり取りされることが多いので、まず松本が個人のXアカウントをやっていないことを公で表明する必要があったのでしょう」と指摘した。

偽アカウントは、定期的にアカウントに鍵をかけ、ほとぼりが冷めたら鍵を外すなどしているが、ファンや関係者を勘違いさせるようなことはやめてもらいたいものだ。

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