「千賀滉大のリハビリが一時中断」NY紙が報道「ライブBPやマイナー登板の予定はまだない」

右肩の張りで負傷者リスト入りしているニューヨーク・メッツの千賀滉大のリハビリが一時中断となったようだ。米紙『New York Post』が5月12日に報じた。

「リハビリしているエースの進捗が止まっているようだ。4月29日と5月5日にマイナー選手相手の打撃練習に登板した。しかしカルロス・メンドーサ監督によれば、3度目の実戦練習やマイナーリーグでの登板は予定されていない」

同紙によると、メンドーサ監督はこう語っているという。「彼(千賀)は誰よりも自分を知っている選手だ。我々は必要な時間を与えなければならない」

千賀は5月17日にブルペンに入る予定だが、指揮官は「もしブルペンで投げるまで2日余分に必要なら、それでいい。彼には自分の仕事の進め方があり、メカニクス、ボールの出方に細心の注意を払っている。彼はまだそれを探しているように思える」ともコメントした。
さらに、「メカニクスに問題がある場合、その状態で投げてしまうと自分を危険にさらすことになる。背中側に開いてしまったり、腕が追いついてこないと感じているようなら、それは危険なことだ」と、千賀本人のフィーリングを尊重している。

千賀はメジャー1年目の23年シーズンに獅子奮迅の活躍。29試合で12勝7敗、防御率2.98を記録し、新人王2位、サイ・ヤング賞では7位に入った。今シーズンはここまで出番はないが、万全の状態での復帰が期待されている。

構成●THE DIGEST編集部

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