パリ五輪世代・藤田譲瑠チマがプレミア移籍熱望「日本代表でW杯出場よりも…」

藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選のU23日本代表MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV:STVV)は、今月12日開催のベルギー1部リーグ・プレーオフ第8節で途中出場。試合前、A代表(森保ジャパン)入りやプレミアリーグ移籍など自身の今後を展望したほか、FW細谷真大(柏レイソル)の海外移籍の可能性にも触れている。

藤田は横浜F・マリノス在籍時にJ1優勝を成し遂げたほか、2022年7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権・決勝大会で日本代表デビュー。昨年7月に横浜FMからSTVVへ移籍すると、海外挑戦1年目の今季はベルギー1部リーグで23試合に出場。U23アジア杯ではキャプテンとしてチームをけん引する中、ボール奪取能力や縦への推進力で本来のパフォーマンスを発揮。日本を優勝、パリ五輪出場へ導くとともに、大会MVPを受賞した。

U23アジア杯での活躍により、周囲からの評価を上げている藤田。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』のインタビューで、自身の去就について「サッカーの世界では何が起こるか分かりません。ただ、来季STVVで重要な役割を果たすのが僕の思いであることは確かですね」と語っている。

ただ一方で「最近のアーセナルのようなクラブがタイトル争いを繰り広げているのを見ると、アーセナルのようなクラブでプレーすることが究極の夢であることに変わりはないです」と、プレミアリーグ移籍を熱望。A代表でのプレーが期待される中で「日本代表の一員としてFIFAワールドカップに出場するのは素晴らしいことですが、最大の目標はやっぱりプレミアリーグでのプレーですね」と自身の思いを明かした。

また、藤田は「あなたがSTVVのスポーツディレクターならば、U23日本代表の選手のうち誰をSTVVに連れて来るか?」という質問に対しては「細谷真大かな」と回答。柏所属のストライカーは昨季、J1リーグ34試合出場で14ゴールを挙げると、シーズン終了後に日本代表DF板倉滉、FW福田師王ら擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシアMGからのオファーが報じられたものの、柏に残留。それでも『3 Added Minutes』など複数のイギリスメディアがイングランド2部サンダーランドやサウサンプトンを移籍先候補に挙げるなど、近い将来の海外移籍が予想されている。

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