ローズ・チャンが逆転でツアー2勝目 ネリー・コルダは6連勝ならず 畑岡奈紗12位

畑岡奈紗が日本勢最上位の12位(撮影/Shizuka Minami)

◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 最終日(12日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)

20歳のローズ・チャンがマデレーネ・サーストレム(スウェーデン)とのマッチレースを制し、プロデビュー戦で優勝した昨年6月「みずほアメリカズ・オープン」以来のツアー2勝目を飾った。

1打差を追って出た最終日は3打ビハインドだったサンデーバックナインで加速。14番から2連続バーディを奪い、しっかりとピンを攻め込んだ17番(パー3)のバーディで単独首位に浮上。最終18番も獲り、ボギーなしの6バーディ「66」で通算24アンダーまで伸ばして勝ち切った。

サーストレムは2打及ばず22アンダー2位。上位2人が後続を大きく引き離し、3位のガブリエラ・ラッフルズ(オーストラリア)が9アンダーだった。

世界ランキング1位のネリー・コルダは「73」と連日のオーバーパー。7アンダー7位となり、ツアー史上初の出場6試合連続Vはならなかった。

5人が決勝ラウンドに進んだ日本勢では畑岡奈紗が6アンダー12位と最上位でフィニッシュ。3番までに2ボギーが先行する苦しい展開を前半6番(パー3)からの2連続バーディで耐え、後半13番からの3連続バーディで「69」にまとめた。

「後半もパー5を狙っていって池に入ったりピンチが続いたんですけど、12番までいいパーセーブを重ねて、そこから3連続バーディにつながったのは良かった。ショットの調子は70点くらいをずっとキープしていると思うし、あとはグリーン上でチャンスを生かして、来週いいゴルフができれば」と手応えもにじませた。

6位スタートの西郷真央は1バーディ、5ボギーの「76」とスコアを落とし、3アンダー29位。「70」で回った笹生優花も同順位で終えた。

西村優菜と吉田優利はイーブンパー50位だった。

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