超大型の「くくり猿」を奉納 畳2畳分の布を使用 「京都帝釈天」の大祭

「大くくり猿」を作った浅田さん(左)。後ろにつられているのが通常サイズの「くくり猿」=南丹市八木町・福寿寺

 京都府南丹市八木町の京都帝釈天に奉納する「くくり猿」を作る地元住民が、12日の大祭に合わせて大きなくくり猿を作った。

 帝釈天では、無病息災を願い、くくり猿を奉納する風習がある。通常は体長15センチほどだが、「大くくり猿」は、倍以上の約40センチという。

 12日の帝釈天の大祭に向け、同町船枝地区の女性たちが多くのくくり猿を作る中、浅田満子さん(71)が「昔、大きなくくり猿があったと聞いて、挑戦しようと思った」と、縫い上げた。

 畳2畳分の大きさの布に、家にあった布団の綿を詰めた。

 

© 株式会社京都新聞社