【盛岡・シアンモア記念】断然人気グランコージーが岩手重賞連勝…石川倭「終始余力ある感じ」

5月12日、盛岡競馬場で行われた11R・シアンモア記念(M1・3歳上・ダ1600m)は、石川倭騎乗の1番人気、グランコージー(牡7・岩手・千葉幸喜)が快勝した。1馬身差の2着にヴァケーション(牡7・岩手・畠山信一)、3着に2番人気のノーブルサターン(牡10・岩手・板垣吉則)が入った。勝ちタイムは1:38.6(良)。

1着 グランコージー
石川倭騎手
「ここ二走良い形で競馬していたので、そのような形で進めるように、心がけてゲートを出していきました。向こう正面はリラックスして馬のリズムで運べていたので十分な形でコーナーに入っていけましたし、後ろから来てからの反応も良かった。終始余力のある感じで直線まで進むことができました。3コーナーあたりで並ばれそうなところもあったのですが、ここでハミを取ってくれればいいなと。そこでしっかり反応してくれたので、うん、大丈夫だろうと。隣の馬がくる分には辛抱してくれる、あとは後ろからの追い込みがなければ・・・と思っていましたが、着差以上に強かったです。もう少しペースを上げても良いくらいの余裕がある感じでしたね。岩手では(赤松杯に次いで)2つめの重賞。それだけ良い馬に乗せていただいているのは本当にありがたいです。もっと呼んでもらえるように結果を出していくので、ファンの皆さんにも楽しんでいただいて応援していただけるようなレースをしていきますので、これからも応援よろしくお願いします」

千葉師「目標はみちのく大賞典」

シアンモア記念 口取り (C)岩手県競馬組合

千葉幸喜調教師
「鞍上には特に指示は出していませんでした。戦法は一択ですからね。枠順が良かったし馬場傾向も良かった。ここまでも十分な調教をこなしていましたから自信を持って送り出せましたし。本当に期待通りのレースをしてくれたと思いますね。この先の当面の目標はみちのく大賞典だと考えていますが、そこはオーナーとも相談して決めたいと思います」

グランコージー 35戦14勝
(牡7・岩手・千葉幸喜)
父:ベルシャザール
母:アドマイヤプルート
母父:アドマイヤコジーン
馬主:佐野幸一郎
生産者:マルシチ牧場

【全着順】
1着 グランコージー 石川倭
2着 ヴァケーション 村上忍
3着 ノーブルサターン 高松亮
4着 ライアン 山本聡哉
5着 ルーンファクター 坂口裕一
6着 スズカゴウケツ 菅原辰徳
7着 フレイムウィングス 山本政聡
8着 グリニッジシチー 小林凌

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