「客のお金がない」友人と中華料理店、ビールや餃子などの料金3905円払えず…その場で逮捕の76歳「お金があると思って入店した」先に帰った友人「ご馳走してもらえるという話だった」

詐欺事件として捜査している苫小牧警察署

12日午後、北海道苫小牧市の中華料理店で、無銭飲食したとして、76歳の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所は自称、苫小牧市花園町に住む76歳の無職の男です。
この男は12日午後2時50分ごろから50分ほどの間、苫小牧市新富町の中華料理店で、料金を支払う意思も能力もなかったのに、あるかのように装い、飲食した疑いが持たれています。
警察によりますと、男は友人の男性と店を訪れ、2人でビールや餃子など、3905円分の飲食をしました。
しかし、会計時、男にほとんど所持金がないことがわかり、店長が「客のお金がない。警察を呼んで欲しい」と通報、駆け付けた警察官が調べをすすめ、その場で男を逮捕しました。
取り調べに対し、76歳の無職の男は「お金があると思って入店した」などと話しているということです。
また、先に帰っていた友人は、警察に対し「ご馳走してもらえるという話で一緒に入店し、飲食していた」などの旨の話をし、こちらも料金を支払えるほどの所持金がありませんでした。
警察は引き続き経緯などを詳しく調べ、容疑の裏づけをすすめています。

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