ダルビッシュが雄叫び、日米通算200勝王手 7回無失点の快投「早く達成して楽になりたい」

ドジャース戦に登板したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ドジャース相手に快投…野茂、黒田に次ぐ日米通算200勝にリーチ

■パドレス 4ー0 ドジャース(日本時間13日・サンディエゴ)

パドレスのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのドジャース戦に先発。7回101球、2安打7奪三振無失点の快投で日米通算199勝目となる今季3勝目(1敗)を挙げた。試合後は「全体的にメカニクスもすごく良かった。投げているボールもよかったので結果もついてきて良かったと思います」と振り返った。

「母の日仕様」のピンクのグラブでマウンドにあがった。初回を3者凡退に抑えると、チームはその裏にフェルナンド・タティスJr.外野手、ジェイク・クロネンワース内野手の2者連発で先制。援護を貰うと、2回以降もアウトを積み重ね、5回2死までパーフェクトの快投を見せた。

6回には1死からムーキー・ベッツ内野手に二塁打を許すも、フレディ・フリーマン内野手を中飛、ウィル・スミス捕手から空振り三振を奪ってピンチをしのぎ、雄叫びをあげた。

7回は1死から2者連続三振を奪いガッツポーズを見せた。最速は96.4マイル(約155.1キロ)で、前回登板となった6日(同7日)のカブス戦に続いて無失点で降板。ここまで積み上げた勝利はMLB106勝、NPB93勝で通算199勝。201勝の野茂英雄氏(MLB123勝、NPB78勝)、203勝の黒田博樹氏(MLB79勝、NPB124勝)に次ぐ3人目の日米通算200勝まであと「2」に迫った。

試合後、テレビンタビューに応じたダルビッシュは「なるべく早く達成して、早く気が楽になりたいと思っている。しっかり調整してまた勝ちたいなと思います」と話した。

ドジャースの大谷翔平投手は11日(同12日)に腰の張りを訴えたため、この日はベンチスタート。ダルビッシュとの対戦はなかった。(Full-Count編集部)

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