日米通算199勝のダルビッシュは「執刀医のようだった」 指揮官がミスなし快投を絶賛「すばらしい仕事」

ドジャース戦で快投したパドレスのダルビッシュ有投手【写真:ロイター】

制球もスピンも思い通り「質の高い球だったね」

米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手は12日(日本時間13日)、本拠地サンディエゴで行われたドジャース戦に先発し、7回を2安打無失点、7奪三振の快投を披露。今季3勝目、日米通算199勝目を挙げた。パドレスのマイク・シルト監督は「執刀医のようだった」という表現でミスの少ない投球を称えている。

ダルビッシュは母の日仕様のピンク色のグラブでマウンドに立ち、5回2死まで走者を1人も出さない完全投球。パヘスに四球、エンリケ・ヘルナンデスに右前打を許して背負ったピンチも無失点でしのいだ。6回1死からはベッツに二塁打を許したが、後続のフリーマンを中飛、スミスを空振り三振に仕留めると雄叫びをあげた。

MLB公式のパドレス中継が公開した試合後記者会見によると、シルト監督はダルビッシュの快投について「試合直後に三塁コーチと話していたんだけど、彼は『いやぁ、彼は今日、執刀医のようだったなぁ』と言っていたんだ。彼のパフォーマンスについてとても適切な表現だと思う。彼は凄かったね」と大絶賛。

さらに「直球は投げたいところに投げられていた。質の高い球だったね。スピンも必要な時にかけられていてストライクを取れていた。カウントもコントロールできていた。すばらしい仕事をしてくれたよ」。地区首位を走るドジャース相手に2勝1敗と勝ち越したことに満足げだった。

THE ANSWER編集部

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