長良川鵜飼が開幕 元サッカー日本代表の柏木陽介さんが船頭に

メ~テレ(名古屋テレビ)

1300年以上の歴史がある岐阜市の夏の風物詩「長良川鵜飼」が、5年ぶりに観覧船の人数制限が完全に撤廃されて始まりました。 長良川鵜飼は毎年5月11日に開幕し、10月15日まで行われます。

去年は一部の観覧船で、コロナ対策のため、乗客の定員を制限していましたが、今年はすべての船で制限がなくなり、11日の鵜飼開きには、32隻に745人が乗船しました。

乗船した人は、かがり火で川面を照らし、手縄で巧みに鵜を操る鵜匠の技を楽しみました。

クライマックスの「総がらみ」では、6隻の鵜舟が川幅いっぱいに広がり、一斉にアユを浅瀬に追い込みました。

「近くで鵜匠の仕事が見られて楽しかったです。感動しました」(カナダから来た乗客)
「いい思い出になりました。来た甲斐がありました」(大阪から来た乗客)

また、今年は元サッカー日本代表で、去年FC岐阜で現役を引退した柏木陽介さん(36)が観覧船の船頭としてデビューしました。

「お客さんとして乗るのではなく、船頭として乗ることで、また違う景色というか、違う意味でのすごくいい体験をさせてもらったと思います。これからもお客さんを楽しませることや、鵜飼の良さを知っていくためにも、自分がどんどん船に乗って、自分の実力も上げていきながら、鵜飼を盛り上げていけたらと改めて思った」(柏木陽介さん)

岐阜市によりますと、今年はコロナ禍前と同程度となる、9万人の乗船を目標としています。

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