Vienna Acoustics、モーツァルトの名を冠したHDMI搭載アクティブスピーカー

by 山崎健太郎

Mozart Infinity

ナスペックは、Vienna Acoustics(ウィーンアコースティックス)のアクティブスピーカー「Mozart Infinity」を5月15日より受注販売する。音楽配信サービスからの再生ができるほか、eARC対応のHDMI端子も備えている。仕上げによって価格は異なり、Rosewoodは2,398,000円、PianoBlack、Cherry、PianoWhiteが2,178,000円。

Mozart Infinity Rosewood

「天才ピアニスト、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの名を冠したエレガントで革新的なアクティブスピーカー」としており、2.5ウェイ、3スピーカーを搭載したトールボーイタイプ。エンクロージャーはバスレフ型。

ScanSpeakと共同開発した、ネオジウムマグネット採用の28mmシルクドームツイーターは、職人によって一つ一つ手作業で仕上げられている。磁気回路の空隙には特別に開発された磁性流体を流入した。

ベースキャビネットには、新採用となる特許取得済みの152mmフラットスパイダーコーンウーファーを2基搭載。フラットX4Pとファブリックという異なる素材を組み合わせたコンポジットコーンとなっており、内周に設けられたブレースによって強度を高め、ブレースの中央50mmはファブリック逆ドームと連結。コーン背面の補強(スパイダー)は、インパルスエネルギーを表面全体へ均等に割り当てられるように構成している。

正確にピストンモーションを行なえるだけでなく、「過去のユニットとは異次元の広い指向性と自然な放射特性を実現した」とのこと。

内蔵アンプはクラスDで、出力は125W×2。再生周波数帯域は30Hz~22kHz。能率は90dB(2.83V@1M)。インピーダンスは4Ω。

LAN端子を備えるほか、Wi-Fi(2.4GHz + 5GHz)にも対応。eARC HDMIも備える。アナログ入力はRCA×1、XLR×1。同軸デジタル入力と光デジタル入力も備えている。内蔵DACチップはESSの「ES9038Q2M」。

AirPlay2、TIDAL Connect(日本未サービス)、Spotify Connect、UPnP/DLNA、Roon ready、Qobuz(Roon,AirPlay,UPnP経由/日本未サービス)に対応し、ストリーミングは最大384kHz/24bitまでサポートする。Roonはパートナーブランドでもあるため、60日間の無料トライアルが利用可能。HDMIを使い、テレビなどと連携する事も可能。

専用アプリとしてiOS/Android対応の「Vienna Acoustics app」を用意する。

キャビネットは、ウィーンの工場で最高品質基準に基づき職人の手で作り出されており、「家具のように美しく仕上げられたキャビネットは、見るだけでも満足感を与えてくれる」という。外形寸法は216×343×972mm(幅×奥行き×高さ/突起部、脚部含む)で、重量は20.5kg。

PianoBlack
Cherry
PianoWhite

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