依然200を超える地域からのアクセス遮断中のSteam版『HELLDIVERS 2』…開発元CEOは「状況は前向きでないが、どの地域でもプレイできるようにしたい」と語る

Steam版『HELLDIVERS 2』開発元CEOは「状況は前向きでないが、どの地域でもプレイできるようにしたい」と語る

PSNとの連携必須化(後に撤回)が大きな議論を呼び、現在もその余波でプレイできない地域があるなど問題が続いているSteam版『HELLDIVERS 2』ですが、開発元のArrowhead Game StudiosのCEOであるJohan Pilestedt氏が、本作の公式Discord上で地域制限問題について現状を報告しました。

「状況は前向きではないが、どこでもゲームをプレイできるようにしたい」との見解示す

現在Steam版『HELLDIVERS 2』はPSNとの連携の影響で約200の地域でSteamから除外されており、PSNとの連携こそキャンセルされたものの、地域制限は未だに適用されたままです。なお最近、エストニア、リトアニア、ラトビアが除外リストに追加されました。

公式Discordサーバー スクリーンショット

こうした状況について、Pilestedt氏は公式Discord上で以下のように発言しています。

「3つの国の制限について最新情報を提供します。 これは管理上の誤りの修正でした。これらは本来の制限の一部であるべきであり、Tsushima(訳注:『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』)に制限が設けられたときに気づいたのです。これはValveによって認識され、独自に実行されました。前向きには見えませんが、これはさらなる制限を示すものではありません。 地域制限に関する協議は現在も進行中であり、これとは無関係です。それ以上の情報はありません。 私たち (Arrowhead) は、このゲームがどの地域でも利用できるようにしたいと考えています。」

同氏の発言によれば、Steam版『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』にも『HELLDIVERS 2』同様の地域制限が設けられており、それを精査する中で本来なら地域制限がかけられるべき地域であった3か国が『HELLDIVERS 2』では漏れていたことに気付き、Valveが制限を追加したこと、状況は前向きではないもののArrowheadとしてはこれ以上の地域制限を行うつもりはなく協議中であり、最終的にはどこの国であってもプレイできるようにしたいという見解を示しています。

また、「現在地域制限がかけられた国にいるがゲームを所有している。このゲームで遊ぶとBANされる可能性があるか?」というユーザーの質問に対して、Pilestedt氏は「いや、これは明確です。もしゲームを購入した場合は、永久にプレイすることができます」という返答をDiscord上で行っており、地域制限によるペナルティなどは行わない方針であることを示しています。


『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5で配信中です。

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