大田市、「日本の医療観光客」誘致の基盤を強化=韓国

韓国のテジョン(大田)市は、日本医療観光客の誘致を活性化させるため、7日に東京で「大田医療観光支援センター」(Daejeon Medical Tour Center)を開所し、支援センターを効果的に運営するため現地の事業者と業務協約を締結した。

大田市と大田観光公社は、共同で「大田の医療・ウェルネスツーリズム広報海外拠点センターの支援事業」を公募した結果、(株)リビングインターナショナル(東京)と大田ソン病院(カリフォルニア)を海外拠点構築機関に選定し、大田医療観光支援センターとして開所した。

大田医療観光支援センターは「大田の医療・ウェルネスツーリズムの広報」「医療観光客の相談」「現地エイジェンシーとのネットワーク構築」「集客および送迎」「アフターサービス(事後管理)」など、外国人患者誘致の役割を行なう。

韓国保健福祉部(省)の発表によると、2023年には198か国の外国人患者が韓国を訪問し、そのうち日本国籍の患者は前年に比べ762.8%増の18万7711人で、最も大きい割合(31%)を占めた。

大田市のキム・ドゥジン健康保健課長は「最近増加している日本からの整形外科や皮膚科患者の需要に対応するため、東京に大田医療観光支援センターを開所することになった」と語った。

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