UAEサッカークラブ来日、サポーター向けにエジプト航空 2機の777を手配!

成田国際空港 2024年5月11日撮影 SU-GDM ボーイング777-36N/ER エジプト航空

横浜市の日産スタジアムで2024年5月11日、クラブチームによる大陸選手権大会「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」決勝・第1戦が行われました。日本のJリーグ「横浜F・マリノス」と、アラブ首長国連邦のサッカークラブ「アルアイン」が対決し、ACL初制覇を狙う「横浜F・マリノス」が勝利しました。

航空ファンの注目を集めたのは「アルアイン」選手や関係者、サポーターが使用したチャーター機でした。

9日午前、羽田空港に南アフリカ籍のアエロネクサス・コーポレーションが保有する、ボーイング767-300ER型機「機体記号:ZS-NEX」が、アラブ首長国連邦の東部に位置するアルアイン空港から飛来。選手や関係者が搭乗していたとみられます。LOTポーランド航空やニュージーランド航空が使用していた機齢30年超えの機体ですが、機内の座席は全席ビジネスクラスで豪華仕様になっています。過去には、イギリスのロックバンド「ローリング・ストーンズ」の世界ツアーでも、特別塗装が施されて日本へ飛来しています。

同機は横浜での試合終了後、12日未明には羽田空港を出発し、アルアイン空港へ戻りました。

© FlyTeam ryu330さん羽田空港 2024年5月9日撮影 ZS-NEX ボーイング767-35D/ER アエロネクサス・コーポレーション

注目を集めるACL決勝・アウェー戦であるため、クラブ側がサポーター向けのチャーター便を手配したことも話題に。同国のフラッグキャリアであるエミレーツ航空ではなく、エジプト航空の長距離国際線用のボーイング777-300ER型を2機「SU-GDL」および「SU-GDM」を貸し切り、アルアインから成田空港まで運航しました。両機は数時間差で成田に到着しています。エジプト航空の成田〜カイロ線は、現在週1便。また、発着が夜間帯であること、現在の投入機材がボーイング787-9型機であることから、777-300ERが日中帯に2機飛来する光景は、大変珍しいものになりました。

両機とも、12日の夜に成田を出発してアルアインへ戻っています。

© FlyTeam Timothyさん成田国際空港 2024年5月11日撮影 SU-GDL ボーイング777-36N/ER エジプト航空 © FlyTeam Macam256さん成田国際空港 2024年5月11日撮影 SU-GDM ボーイング777-36N/ER エジプト航空

クラブ公式Xでは、サポーターがアルアインを出発する様子を投稿しています。

© FlyTeam