「次のグレッグ・オルセンになろうとしているだけ」とパンサーズ新人TEサンダース

ジャタビオン・サンダース【NFL】

カロライナ・パンサーズは2024年NFLドラフト3日目の最初に、フランチャイズクオーターバック(QB)ブライス・ヤングと数年間にわたってコンビを組ませるべく、4巡目でタイトエンド(TE)ジャタビオン・サンダースを指名した。

先週からルーキーミニキャンプが行われている中、サンダースはカロライナで有名なタイトエンドの足跡をたどることを望んでいる。

チーム公式サイトによると、サンダースは「俺はただ次のグレッグ・オルセンになろうとしているだけ。オフェンスの新しい顔になろうとしているのは確かだ」と語ったという。

オルセンは2007年ドラフト1巡目でシカゴ・ベアーズから指名を受けた。シカゴで4シーズンを過ごした後、2010年シーズンを終えてからパンサーズにトレードされたオルセンは、そこでキャム・ニュートンの信頼できるパスキャッチャーとなり、2014年から2016年にかけては3年連続でプロボウルに選出されている。オルセンはパンサーズで過ごした9シーズンにレシーブ524回、6,463ヤード、タッチダウン39回を記録した。

2023年ドラフト全体1位で指名を受けたヤングがキャリア2年目を迎えるにあたり、今年のドラフトの全体101位で指名されたサンダースは、確実にオルセンと同じように頼れるターゲットになるだろう。

身長約193cm、体重約111kgのサンダースがパンサーズで万能なパスキャッチャーになれると考えているヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスは、次のように話している。

「彼はもう少しだけ、あちこちに動かすことができる選手だし、スロットでも少しプレーさせることになるかもしれない」

テキサス大学出身のサンダースは大学での1年目のシーズンにあまり出番がなかった。しかし、2年目には出番が増え、13試合に出場してキャッチ54回、613ヤード、タッチダウン5回をマーク。翌シーズンには全14試合に先発出場し、キャッチ45回、682ヤード、タッチダウン2回を記録し、テキサス大学ロングホーンズで大きな脅威のターゲットとして活躍した。サンダースは3年目のシーズンに、オールビッグ12のファーストチームに選出されただけではなく、キャリア通算レシーブ数(99回)でロングホーンズのタイトエンドの中で歴代1位となっている。

現在、パンサーズのタイトエンド陣にはサンダースの他に、トミー・トレンブルやイアン・トーマス、スティーブン・サリバン、ジョーダン・マシューズがいる状態だ。

サンダースは今月に行われるOTA(チーム合同練習)や6月に予定されている参加必須のミニキャンプで、カナルスHCやチームの他のメンバーに良い印象を与える機会を得ることになる。

【RA】

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