中国の証券取引所、上場申請の審査を再開へ

[北京 11日 ロイター] - 中国の証券取引所が13日からの週に、今年2月上旬から停止していた上場申請に対する審査を再開する。深センと上海の証券取引所が10日、それぞれ発表した。

同国の証券当局が上場企業の質を改善するとともに投資家の信頼を回復するために新規株式公開(IPO)に関する規制を強化したことを受け、取引所は2月上旬に上場申請の審査を停止した。

両取引所は1週間前、上場などに関する厳格化された規則を発表した。

深セン証券取引所は建設用製品メーカーのマルコポーロ・ホールディングスからの上場申請を審査するための会合を16日に開く。

また上海証券取引所はシャンハイ・バオロン・オートモーティブ(上海保隆汽車科技)からのリファイナンス申請を16日に審査する。

LSEGのデータによると、中国本土でIPOを通じて調達された資金の総額は今年1─4月に前年同期比約90%減の26億ドルとなり、2013年以降で最低の水準にとどまっている。

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