ダルビッシュ「感謝の思いを持って」 『母の日』に快投3勝目 「自分のことを犠牲にして子育てを目の当たりにしている」

 パドレス・ダルビッシュ(提供・共同通信社)

 「ドジャース0-4パドレス」(12日、サンディエゴ)

 ピンクのグローブとスパイク。パドレスのダルビッシュ有投手が『母の日』仕様のアイテムを身につけ、7回2安打無失点の快投で3勝目(1敗)、日米通算199勝目を挙げた。

 日曜日のデーゲーム。聖子夫人や子供たちも応援に駆け付けた試合に「変なピッチングできないと思ってましたし、見に来るのも分かっていましたから気持ちが入りました」とダルビッシュ。夫人には朝に家を出る前にプレゼントを、試合後には花束を手渡し、母親にはメッセージを添えた花を送ったという。

 「自分も夫になって、妻のこと、『母』を近くで見ているので、どれだけ自分のことを犠牲にして子供たちを育てているか、目の当たりしてますし、この歳になって、母親が自分にしてきてくれたことを実感できるので、そういうところで感謝の思いを持って投げました」

 7回2安打無失点、与四球1、奪三振7。今季一番の投球でみんなを幸せな気持ちにさせた。

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