大谷翔平スタメン外れただけで全米大騒ぎ!ダルビッシュとの対決「腰の張り」でお預けも軽症強調

通常練習はこなしている大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は12日(日本時間13日)の敵地サンディエゴでのパドレス戦を腰の張りのため欠場した。試合前に取材に応じ、「今日は、僕は出られるかなという感じでしたけど、大事を取ってという感じです」と軽症を強調した。パドレスのダルビッシュ有投手(37)との対決は次回にお預けになった。米メディアが大騒ぎする中、USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャースが将来、大谷に外野手になるように要請した場合、大谷の考えに詳しい関係者2人が『おそらく応じるであろう』と言っている」と衝撃情報を報じた。

大谷が腰に違和感を感じたのは11日(同12日)の試合前のトレーニング中だった。イニングを重ねるごとに張りが強くなったという。ロバーツ監督は試合後の会見で大事を取ったと語り、12日の試合の欠場を示唆していた。

それだけに1日のダイヤモンドバックス戦以来、今季2度目の欠場は予定通りだ。しかし、“大事件”のごとく扱われた。地元ロサンゼルス・タイムズ紙「大谷翔平、背中の張りで欠場は1試合のみと予想」、MLB公式サイト「大谷、背中の張りで退場した翌日は戦列を離脱」と速報。米スポーツ専門局ESPN(電子版)、FOXスポーツ(電子版)、米スポーツサイトのブリーチャーリポートなどのおなじみのメディアだけではない。ハワイのホノルル・スター・アドバタイザー(電子版)、カナダのザ・カナディアン・プレス(電子版)、テキサス州ボーモントのザ・ボーモント・エンタープライズ紙(電子版)、NBC系ミシガン州デトロイトのローカルテレビ局、クリック・オン・デトロイト、テキサス州オースティンのローカルテレビ局KXANスポーツなど、普段目にしない新聞社やテレビ局のニュースサイトも相次いで報じた。

大谷は試合前に取材に応じ、「昨日のゲーム前からトレーニングで違和感があった。今日は、僕は出られるかなという感じでしたけど、大事を取って、という感じです」と軽症を強調した。

具体的な症状については「悪化というか、張りが強く。なんていうんですかね……。今日はだいぶ改善されている」と説明。通常の練習メニューをこなしたという。

「さっきもやって、今日ここに来ているので。全部一通り。トレーナーにも見てもらって。一通りやってから、ここに来ました」

チームは10日(同11日)から13連戦中。そのため、どこかで休養日を入れる予定だったため、「今日それが早めに入って、という感じです」と受け入れ、ベンチから声援を送った。昨年まで所属していたエンゼルスであれば強行出場していた可能性が高い。プレーオフ出場を念頭に置いているチームとそうでないチームの差だ。

残念ながらダルビッシュと3度目の対決はお預けとなった。「同地区ですけど、今まであまりやることがなかったので、そういう意味ではすごく楽しみにしていた。今後もあるとはいえ、少ないチャンスではあると思うんですけど、楽しみにはもちろんしています」

残る対決は7月30日(同31日)からの敵地2連戦と9月24日(同25日)からの本拠地3連戦。あと2回対決するチャンスが残っている。楽しみだ。

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