【深ヨミ】SixTONES『音色』の初週地域別販売動向を過去作と比較調査<5/13修正>

2024年5月8日公開のBillboard Japan週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年4月29日~5月5日)で540,564枚を売り上げて12作連続となる首位を獲得したSixTONESの『音色』。

初週にハーフミリオンを達成した同作はSixTONESの12thシングルで、5月1日に3形態でリリース。表題曲はメンバーの京本大我が主演を務めるドラマ『お迎え渋谷くん』の主題歌に起用されている。また、各形態別のカップリング曲に加え、各初回盤にはミュージックビデオやドキュメンタリー映像などが収録された内容の異なるDVDがそれぞれ付属する。

ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『音色』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/137538/2)は『音色』と、2023年8月リリースの11thシングル『CREAK』、そして2023年6月リリースの10thシングル『こっから』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。

グラフを見てみると、『音色』は『CREAK』、『こっから』とかなり近い販売比率だということがまず目に入る。関東地方の数値は3作共通して40%近辺(『こっから』は41.4%、『CREAK』は38.9%、『音色』38.9%)の数値を記録している。比較対象を”全シングル”に移すと3作はどれも平均より関東の比率が低くなっていることから、より全国的に購買行動が発生していることも窺える。

他の地域においては、甲信越、近畿、中国、四国がそれぞれ前作から比率を伸ばしており、特に近畿は1.6%の増加を見せている。また、ほとんどの地域における『音色』の過去2作との差異は±1%未満で、本作においてもSixTONESが全国的な人気を維持し続けていることが見て取れる結果だ。

過去2作と近い初週販売動向を記録し、安定した人気を見せた『音色』。本作が2週目以降にどのようなチャートアクションを見せていくのか、そして新たに7月にリリースが決定した次作『GONG/ここに帰ってきて』がどのような初週販売動向を見せるか、引き続き注目していきたい。

※記事初出時、原稿内に誤りがございました。訂正してお詫びいたします。

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