日米通算200勝王手!ダルビッシュが大谷翔平のいないドジャースに7回無失点の3勝目

6回、スミスを空振り三振に仕留め、雄たけびを上げるダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

パドレスのダルビッシュ有投手(37)は12日(日本時間13日)に本拠地サンディエゴでのドジャース戦に先発し、7回を2安打無失点、7三振1四球で今季3勝目(1敗)を挙げ、日米通算200勝に王手をかけた。

母の日のこの日、ピンク色のグラブでマウンドに上がると、初回から直球とシンカーがうなりを上げた。大谷翔平投手(29)を欠いているドジャース打線を力で押し込み、全く寄せ付けなかった。ベッツ、フリーマン、スミスを13球で三者凡退。直後にタティス、クロネンワースの2発の援護で勢いに乗った。

4回まで完全投球。詰まらせた内野飛球3、外野飛球2、内野ゴロ2、三振2と手玉に取った。49球中、ストライク38球でストライク率は驚異の79.2%だった。

5回二死後に四球と右前打で初のピンチを迎えるも8番ロハスを真ん中低めのスイーパーで中直に仕留めた。6回一死後、ベッツにこの試合初の長打となる左中間二塁打を打たれるもフリーマンを内角高めのカッターで中飛、スミスを内角高めの直球で空振り三振を奪うと雄たけびを上げた。球数は88球に達していたが7回もマウンドに上がった。先頭T・ヘルナンデスを三ゴロ、続くマンシー、パヘスを連続空振り三振。球数は今季最多の101球。地元ファンの大歓声を浴びてベンチに戻った。

試合後のインタビューでは「全体的にメカニックが相当良かった。投げているボールも良かった。結果が付いてきて良かった」と納得の表情だ。

強打のドジャース打線については「とくに狙ってゲームプランをそこまでこうしていこうというのはなかった。相手の調子、自分の調子を見て変化していこうと」と語った。

野茂英雄、黒田博樹に次ぐ日米通算200勝については「なるべく早く達成して早く気が楽になりたい。次の試合までしっかり調整して勝ちたい」と次戦での達成を誓った。

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