仕事をしていると、ハプニングのひとつやふたつの経験はありますよね。今回は知人から聞いた、しつこい営業電話に関するエピソードをご紹介します。
おかしな営業電話
私は事務職をしています。
ある日、電話に出ると
「〇〇会社の△△です。電気代をお得にできるサービスがありまして──」という営業マンからのセールス電話でした。
こういう電話はときどきかかってきます。会社の方針で
「申し訳ございませんが、お断りするようにと言われておりまして」といつものように断りました。すると
「でもお得になるんですよ?」と食い下がってきた営業マン。
「すみません、そういう決まりなので」と回答するも納得せず、
「話だけでも」「損はさせない」などとしつこく繰り返してきました。
まさかの逆ギレに困惑
それでも断り続けると、営業マンは「だから!」とイライラしてきました。そして、
「お得になるって言っているのに、断るなんておかしくないですか?」と怒り気味に言われたのです。
内心、『しつこく押し売りした上、イライラをぶつけてくるあなたのほうがおかしいと思う』と思いつつ、私は一貫して
「すみません、そういう決まりなので」と言い続けました。
お断りいたします!
すると営業マンは、まるで捨て台詞のように
「断るって損するってことですよ? それでもいいんですね?!」と語気強めに言ってきました。
私は「はい、お断りいたします!」ときっぱり伝えました。でもなんだか、一方的に怒られてこのまま切るのはスッキリしないな、と思った私は、
相手「じゃあ、もうい……私「それでは、失礼いたします!」
相手が言い切らないうちに、かぶせて電話を切ってやりました。私の小さな仕返しです。
押し売りはやめてほしい
今までもしつこめの営業はありましたが、「断るのはおかしい!」なんて怒られたのは初めてでした。
もしかしたらあの営業マンも、いろいろな事情があったのかもしれません。ノルマが大変なのかもしれないし、本当にいいものだから強くおすすめしたかったのかもしれません。
とは言っても、いきなり電話で怒られた私はたまったものじゃありません。どのような事情があったとしても、営業電話を断ったからって怒るのはやめてほしいなと思いました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい