レバークーゼン戦、なぜジャガー浅野拓磨は20分に交代!? 無敗ストップ、この男しかいなかったが…

記録は「50」に伸びる。シュート3本対29本(枠内0本対10本)、ボーフム0-5惨敗。

ドイツ・ブンデスリーガ33節、バイエル・レバークーゼンがVfLボーフムにアウェーで5-0の勝利を収め、無敗記録を50に伸ばした。

ボーフムのサッカー日本代表FW浅野拓磨(Takuma ASANO)は4-2-3-1の右ウイングで先発。カタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ代表から同点弾を決めた快足アタッカーが、再び立ちはだかるのでは――。そんなジャガーの呪いの再来が、ある意味期待された。

しかしスコアレスで迎えた20分、まさか交代が告げられた。

15分、右サイドバックのフェリックス・パスラックがDOGOで一発レッドカードで退場処分に。するとトーマス・レッチュ監督は右SBの控えだったティム・オールマンを投入し、浅野をベンチに下げたのだ。

数的不利に立ったなか、カウンター一発でのゴールを狙うのであれば、ジャガー浅野を残しておくべきではなかったか……。UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝ASローマとの激闘から中2日、レバークーゼンの動きはやや重く、ジャイアントキリングの可能性は漂っていた。しかし、案の定、数的優位に立った地力に勝るレバークーゼンは、41分から怒涛の5ゴール! 終わってみれば、シュート数は、ボーフム3本(枠内0本)、レバークーゼンが29本(枠内10本)。浅野のいなくなったボーフムは惨敗を喫した。

レバークーゼンは最終節でFCアウクスブルクと対戦。そのあとELのアタランタBC、DFBカップ1.FCカイザースラウテルンとのファイナル2連戦に臨む。

一方、ボーフムは1部残留を確定できなかった。この日の大量失点により、最終節のヴェルダー・ブレーメン戦、引き分け以上で残留を確定できる。ただし負けると、1.FSVマインツ、ウニオン・ベルリンの結果によっては、”逆転”で昇降格プレーオフ圏内に回る可能性もある。

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