在りし日のなまり懐かし父のふるさと…西郷輝彦の三女・今川宇宙が鹿児島で初のCM出演「なじみあるタレント目指す」

「鹿児島の方々に、自分のことを知ってもらえたらうれしい」と語る今川宇宙=1日、鹿児島市の南日本新聞社

 鹿児島市出身の歌手・俳優で2022年に亡くなった西郷輝彦(本名・今川盛揮)の娘で、俳優やイラストレーターとして活動する今川宇宙(うちゅう)が、このほど父の古里を訪れた。県内の特定健診・長寿検診の受診を促すポスターと、CM出演が決まっており「鹿児島での仕事は初めて。多くの人に知ってもらえる機会」と意気込む。

 静岡県生まれ、東京育ちだが、鹿児島には幼い頃に、何度も家族旅行で訪れたという。「家族にとって大事で大好きな場所」とはにかむ。「いつも標準語の父が、地元の友人と電話をしている時に話していた鹿児島弁が温かく、心に残っている。自分も方言を使いたい」

 今後は、鹿児島での活動にも力を入れる予定だ。「地元の人が気付いていない魅力を伝えていきたい。なじみのあるタレントになれるよう頑張る」と力強く語った。

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