北上線沿いをつなぐ絵画 故川村勇さん(西和賀出身)初美術展

川村勇さんの作品が並ぶ美術展。JR北上線の利用促進につなげる

 北上市の江釣子地区自治振興協議会(伊藤幸次会長)は、地元の地区交流センターで、西和賀町出身の画家、故川村勇(いさむ)さんの美術展を初開催している。町立川村美術館と町立川村デッサン館の所蔵作品を展示。JR北上線沿線の三つの場所を芸術作品でつなぎ、11月に迎える全線開通100周年を盛り上げる。

 異国情緒あふれる鮮やかな油彩画7点と、海外の街並みを描いたデッサン4点、実際に使用した筆も展示している。

 美術展は、元市職員で両館の館長を務めた協議会推進員の高橋春男さん(65)が企画。地区交流センターは江釣子駅、美術館とデッサン館は、ほっとゆだ駅が近くにあり、作品の魅力を発信することで、北上線の利用を促進する狙いがある。

 美術展は6月30日まで。午前9時~午後5時。入場無料。両館は午前9時~午後4時半。月曜休館。入館料は一般100円、小中学生50円。未就学児と北上、西和賀、奥州、金ケ崎の各市町の小中学生は無料。

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