テニス=ジョコビッチ3回戦敗退、水筒直撃影響か イタリア国際

[12日 ロイター] - テニスのイタリア国際は12日、男子シングルス3回戦を行い、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同32位のアレハンドロ・タビロ(チリ)に完敗する波乱が起きた。

大会6回優勝のジョコビッチは第1セットを2─6で落とすと、第2セットも3─6で取られ、わずか1時間7分で黒星。ブレークを4回許すと、自身は一度もブレークポイントまでいかなかった。

2回戦勝利後にサインをしていた際にファンの水筒が頭に落ちる不運な事故に見舞われたジョコビッチは記者会見で「あれは本当に大きな衝撃だった。医師の診断を受け、30分から1時間くらい吐き気、めまい、出血があった。きょう、コートでは全く別の選手が自分のシューズを履いていたような感じだった」と、影響があったことをうかがわせた。

なお、タビロは2007年にフェルナンド・ゴンサレスがロジャー・フェデラーを破って以来、17年ぶりに世界1位を下したチリ選手となった。

女子シングルス3回戦では、第2シードでベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカ、第5シードのマリア・サカリ(ギリシャ)がストレート勝ちで4回戦に進んだ。

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