お騒がせの中国「ハードルの女神」が大阪で躍動、今季アジア最速タイムで優勝飾る

中国の「ハードルの女神」こと呉艶妮(ウー・イエンニー)が大阪で行われた大会で今季アジア最速タイムを記録し優勝した。写真は呉艶妮と薛剣中国駐大阪総領事。

中国の「ハードルの女神」こと呉艶妮(ウー・イエンニー)が大阪で行われた大会で今季アジア最速タイムを記録し優勝した。

中国のスポーツメディア・咪咕体育によると、12日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた第11回木南道孝記念陸上競技大会の女子100メートルハードルで、呉艶妮は12秒86の今季アジア最速タイムで優勝した。2位は福部真子の12秒92だった。

呉は今季、体調不良などで思うような結果が出せず、過去2大会では「楽に出せる」「私にとってはとても簡単」と豪語した13秒(以内)という目標をいずれもクリアできていなかった。

呉は大阪でのレース後に中国のSNS・微博(ウェイボー)に同大会での写真など14枚を投稿。「(12秒86は)大会タイ記録で、今シーズンのアジアベストを更新しました」と報告し、「私のアイドルである劉翔(リウ・シアン)兄さんが戦った場所だったので、とても誇らしく思います。コーチやチームメイト、大阪にいる同胞たちが応援に来てくれたことに感謝します」とつづった。

呉は過去にたびたび世間を騒がせてきた選手でもある。「美人」と話題になったことについて「自分でもきれいだと思うし事実」と発言。ばっちりメークでレースに臨むことについて批判を浴びた際には、「これは観客への尊重であり、自分への自信と励ましでもある」と反論した。

また、2023年10月の杭州アジア大会の同種目決勝では、呉自身は明らかなフライングだったにもかかわらず、呉の影響を受けて同じく失格判定を受けたインド選手と共に猛抗議してやり直しのレースに出走し(結果的に最初のレースのフライングで失格)、批判を浴びたこともある。(翻訳・編集/北田)

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