インドネシア次期大統領、米中双方にオープン 非同盟堅持へ

[ジャカルタ 12日 ロイター] - 今年2月のインドネシア大統領選で大勝し10月に就任するプラボウォ次期大統領は周辺地域で影響力を競う中国と米国について、インドネシアは両国に非常にオープンだと述べた。

12日に放送されたカタールのテレビ局アルジャジーラのインタビューで語った。

「米国、日本、韓国、欧州を歓迎する」と述べると同時に、これらの国々と友好的という理由で中国やインド、ロシアと友好関係を持てないわけではないとし、インドネシアが伝統的に取ってきた非同盟の方針に言及した。

プラボウォ氏は昨年11月の地域フォーラムで非同盟政策の堅持を強調し、米中双方と良好な関係を維持する考えを表明。今年4月には大統領選勝利後初の外国訪問として中国、日本、マレーシアを訪問した。

インタビューでは外交や交渉、「アジアのやり方」が緊張緩和に寄与してきたとも述べた。

東南アジアは戦争や外国による植民地化などを経験してきたと指摘。「アジアのやり方」という言葉が自身にとって何を意味するかとの問いには「われわれは(こうした問題を)外国の干渉なしに解決した。協議し、会談した」と語った。

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